国産品、そして海外製品も含めて、いかにも放熱性が高く食いつきが良さそうなデザインを持つ様々なブレーキローター(ブレーキディスク)が比較的簡単に手に入るようになった現在、愛車のブレーキのカスタマイズやチューニングを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、その一方で「予想していたより効きが良くない」とか「ハードに使うとタッチが悪化する」など、自分が手にしたブレーキローターの性能に不安を抱いたという経験を持つ方も増えてきたのではないでしょうか。
そこで前回に引き続き、MotoGP・Moto3クラス時代のマルク・マルケス選手や、Moto2クラスの故富沢祥也選手、さらにはワールドスーパーバイクや全日本ロードレースなど、2輪関連モータースポーツ各カテゴリにブレーキローターを供給していることで知られる株式会社アドバンテージの中西 昇さんにブレーキ、とくにブレーキローターに関していろいろ伺ってみました。
制動力が発生する原理や、ブレーキローターと熱歪の関係、素材や焼入れなどなど…。現役バリバリでMotoGPをはじめとする各フィールドで活躍されているスペシャリストに、これほど明快で詳細な話をしていただくことはなかなか貴重なことだと思います。
また、厳しいレースの世界で培われた技術に裏打ちされたトークの内容は、広くバイクのメカニズムに興味がある方には必見の内容となっています。
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