ヤマハ テネレ700 バイク試乗レビュー YAMAHA TENERE700 / Ténéré700 TEST RIDE

ヤマハのニューモデル・テネレ700に試乗したので、そのレビューをお送りします。割り切ったライディングポジションや極限まで簡素化かれた装備。目的に徹した道具としての潔さすら感じさせるスパルタンな仕上がりは、アドベンチャーモデルというよりは敢えて「ビッグ・オフ」と呼びたくなる1台でした。

~以下ヤマハ発動機販売WEBサイトより抜粋~

ライダーのスロットル操作に対しリニアなトルクを創りだす設計思想“クロスプレーン・コンセプト”に基づき開発された、水冷・DOHC・直列2気筒・4バルブ・270度クランク・フューエルインジェクション搭載エンジン。80.0mm×68.5mmのボアストローク、11.5:1の圧縮比から最高出力を9,000r/minで、最大トルクを6,500r/minで発揮。豊かな低中速トルクと伸びやかな高回転をあわせ持ち、ギアレシオ、2次減速比最適化との相乗効果で、オフロードでのファンライディングとオンロードでの扱いやすさの両立を図っている。また新エアクリーナーボックス、コンパクト設計の排気系、新作ラジエターファン&グリルなどの採用により、オンはもちろんオフロードでの卓越した走破性に寄与している。 新設計のダブルクレードルタイプのフレームを採用。高張力鋼管のフレームは強度に優れ、軽量コンパクトなエンジンのポテンシャルを活かし、オフでの走破性に必要な剛性バランスと軽量化を実現した。またリアフレームはフレームと一体設計とし、トップケースなどのアクセサリーを装着しやすい設計。またリアアームはアルミの重力鋳造パーツで、軽量で良好な剛性バランスを実現し、優れた走破性に貢献している。 43mm径、ストローク210mmの倒立式フロントサスペンション。剛性確保に有利なメリットを生かし、優れたフロント接地感、ショック吸収性を引き出すセッティングとした。圧減衰の調整スクリューはボトム側、伸減衰の調整スクリューはトップ側に装備。強度バランスを最適化したアルミ鍛造アンダーブラケット、アルミ鋳造ハンドルクラウンなどにより、自然な操舵フィーリングをもたらすポイントとなっている。 減衰特性とバネ定数、リンクレシオの最適化で、一般路での快適な乗り味とハードな走行での粘り強い特性を両立した。プリロード、圧減衰、伸減衰の調整が可能。 フロントは282mm径の軽量ウェーブディスクをダブルで装着、ブレンボ社製2ポットキャリパーを組合せた。また、ブレーキレバーは5段階調整が可能。リアは、245mm径の軽量ウェーブディスクに1ポットキャリパーを組合せ。また、ブレーキペダル位置の微調整が可能。初期タッチ、制動力、コントロール性、リリース特性に優れている。さらにオン・オフ切替え可能なABSを標準装備している。