2013年12月中旬に開催されたカワサキのメディア向け撮影試乗会から新型Ninja400のショートレビューをお送りします。
車体の基本構成や外観は先に発表されているNinja650と共通ということで、やや新鮮味に欠けるのは否めないのですが、エンジンは当然として前後サスペンションやブレーキに400専用の設定が与えられているということで、先入観を捨ててじっくりと味わってみると…。
650のような出足の良さは無いものの、エンストとは無縁といわんばかりに、エンジンは極低回転域で徹底的に粘り、とても扱いやすいという印象でした。また、中~高回転域ではレッドゾーンまで一気に吹け上がる元気の良さも隠し持っていて、「ワインディングではエンジンを回したい」という向きにとってはなかなか魅力的な1台だと感じました。当初から400を念頭に開発された車体ですが、650の動力性能を受け止められる剛性ゆえ、400では車体がエンジンに勝ったバランス。これが絶大な安心感をもたらしており、これはNinja400だけが持つチャームポイントだと思います。
ライバルも増えてきましたが、このクラスを長年牽引してきたNinja400Rの後継モデルとして注目すべき1台だと感じました。
【関連ページ】
カワサキモータースジャパン Ninja400スペシャルサイト
www.kawasaki-motors.com/mc/ninja400/start.html
【映像制作・配信】
MotoBasic
motobasic.com/