【動画インプレッション】ホンダEV-neo(2010)

2010年12月24日からモニタリングリースが開始されたホンダの電動バイク「EV-neo」。その最大の特徴は、優れた環境性能と動力性能を両立していることである。

パワーユニットは自社製ブラシレスモーターと大容量のリチウムイオン電池の組み合わせ。過酷な配送業務や運搬業務の現場でも活躍できるよう、30キログラムの積載時であっても斜度12度の坂を上ることが登坂性能をも実現しているという。

実 際に試乗した印象もこれらの優れた特徴を裏付けるもので、特に驚いたのがその豊かなトルク。右手をひねればわずかなモーターの稼動音とともに力強く発進 し、スムーズに加速していく。また、フロア下に重量物である電池を格納したことで、車体の重心が低くなり、走行安定性とハンドリングも良好。開発者による と、モーターを動力としたことで振動対策が不要となり、剛性を確保しつつも車体を軽く作ることが可能になったという。これがまた良好なハンドリングと安定 性、そして快適な乗り心地にも寄与していると感じられた。

そのほか、ホンダお得意の前後連動コンビブレーキや、シンプルな構造ながらパー キングブレーキも搭載。歩行者に存在を知らせる「接近通報装置」もオプション設定されている。動画前半に収録しているフロントカウル内部から聞こえてくる 特長的な音がそれである。充電器はシート下に格納できるコンパクトな普通充電器と大型の急速充電器が設定され、ユーザーの用途に応じてチョイス可能。残量 ゼロから満充電までの所要時間は前者が3時間30分、後者が30分である。

なお、EV-neoは、企業・個人事業主向けリース販売専用車 であり、2011年3月31日までは一部企業や事業主向けのモニタリングリース販売のみ。一般企業・個人事業主向けリース販売は、2011年4月より開始 される予定だ。詳しい販売方法や価格、スペックなどはオフィシャルページにて。

●ホンダ EV-neo オフィシャルページ