日本における新型R1200GSの発売日および価格がBMWより正式に発表されましたね。2013年3月15日の発売で価格は2,199,000円(消費税抜き車両本体価格2,094,286円)とのこと。従来モデルのプレミアムラインが2,231,500円であったことを考えると、決して安価ではありませんが、かなりのバーゲンプライスと言って良いのではないでしょうか。
そして、このモデル最大のトピックはエンジン冷却の一部に「水冷方式」を取り入れていることですが、資料や詳細な写真を見てみると、それ以外にも見所が多いモデルであることが分かります。そのなかでも、個人的に大注目なのが、クラッチが従来の乾式単板からアンチホッピング(=バックトルクリミッター)機構つきの湿式多板に変更されていることと、エンジン自体が信じられないほど小型化されているという点です。
従来型では大きくて重たいフライホイールやクラッチ板やがエンジンの中央に位置していたのですが、それがコンパクトな湿式多板に改められ、さらにエンジンの最前部に移動している模様。これにより、エンジン全体の小型化が可能となり、さらに乾式単板クラッチが占領していたスペースにジェネレーターなどを配置することで、エンジン全体のフォルムもグッと低くなっています。従来のエンジンでは、シリンダーよりも上にレイアウトされている重量級のパーツが結構あって、例えば古いOHVシリーズではセルモーターが、そして近年のモデルでもジェネレーターなどがあって、せっかくの低重心を少し相殺してしまっている部分がありました。しかし、この新型エンジンではシリンダーより上はスッキリ。そればかりか、エンジンの前後長も相当短くなっているように見受けられます。恐らく、車両自体の重心もグッと低くなったのではないかと想像しています。
ということで、今回はBMWの公式写真素材を独自に編集した新型R1200GSの詳細カットをたっぷりとお届けします。
【映像素材提供】
BMW Motorrad Japan
www.bmw-motorrad.jp/
www.bmw-motorrad.jp/jp/ja/index.html?content=http://www.bmw-motorrad.jp/jp/ja/bike/enduro/2012/r1200gs/r1200gs_overview.html
【映像編集・配信】
MotoBasic
www.motobasic.com