昨年、2012年に開催された第43回全国白バイ安全運転競技大会において、最も印象深かった石川県警女性白バイ隊員の走りをピックアップ、未使用素材を含む再編集バージョンとしてお届けします。
停車時に両足をつくことは不可能であることが一目瞭然というぐらい小柄で華奢な体格でありながら、VFR800Pを華麗に乗りこなし、キレッキレの走りを披露してくれたのは石川県警IPエンジェルスの米澤沙恵子巡査長。確か昨年の大会の最終走者だったと記憶しています。
注目すべきは彼女の身のこなし。加賀美人なところではありませんョ(笑)。極端な動作はほとんど無く、バイクの挙動を僅かに速くリードするかのような、ひたすらしなやかなライディング。当日は男性隊員も苦労するほどのウェットコンディションで、車体を振り回すようなライディングの隊員が次々と転倒していたのに対して、米澤巡査長の走りは、まるでVFR800Pとダンスしているかのように滑らか。結局、一度もタイヤを滑らせることなく無事にゴール。恐らく、相当繊細なアクセルワークとブレーキングを実践していたのでしょう。
北國新聞の記事によると、彼女の身長はなんと155センチ。過去に在籍した女性白バイ隊員のなかでも最も小柄だとのこと。
www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20111024401.htm
大会のリザルトはともかくとして、彼女の体格や最悪のウェットコンディションを考え合わせると、このライディングは「お見事」としか言いようがありません。
白バイ隊員特有の動作はほとんど無く、むしろ我々のような一般ライダーのお手本になりそうなスタンダードなライディングは、特に小柄なライダーや女性ライダーの皆さんの参考になるのではないでしょうか。
【取材協力】
警察庁
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