2015年8月25日、ツインリンクもてぎ(南コース)にて行われたホンダコレクションホール所蔵車両・走行確認テストの模様をダイジェストでお送りします。
往 年の名車を数多く「動態保存」していることで知られるホンダコレクションホールは、その活動の一環として定期的にマシンを走らせる「走行確認テスト」を実 施しており、今回は2輪・4輪あわせて9台のマシンが走行しました。そのかなから、このVol.1では2輪レーサーのRC149(1966)と NSR250(1993)の模様をお送りします。
1966年型のRC149は、総排気量125cc・4ストローク・並列5気筒エンジンを 搭載したホンダの至宝ともいうべき1台。1気筒あたりわずか25ccという機械式時計のように緻密な4バルブDOHCエンジンは34馬力もの最高出力を 20,500rpmの超高回転で発生、トランスミッションは8速で最高速度は210km/h以上。当時、2スト勢の台頭によって奪われていたタイトルを、 ルイジ・タベリ選手とのコンビネーションによって奪還したマシンです。
一方、1993年型NSR250は、スポーティでありながらもゴー ジャスな雰囲気を兼ね備えたカラーリングとして未だに人気が高いロスマンズ・ホンダカラーが登場。この個体は岡田忠之選手がフル参戦を果たしたときのもの で、この年ホンダは世界GP250ccクラスのマニュファクチャラーズタイトルを獲得しています。
なお、テストライダーは元レーサーで現在はモータースポーツの解説などでもおなじみの宮城 光さんです。
【関連ページ】
ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール
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