2015年8月25日、ツインリンクもてぎ(南コース)にて行われたホンダコレクションホール所蔵車両・走行確認テストの模様をダイジェストでお送りします。
往 年の名車を数多く「動態保存」していることで知られるホンダコレクションホールは、その活動の一環として定期的にマシンを走らせる「走行確認テスト」を実 施しており、今回は2輪・4輪あわせて9台のマシンが走行しました。そのかなから、このVol.3では2台の2輪レーサー1999年型RVF/RC45と 2000年型VTR1000 SPWの模様をお送りします。
1999年型RVF/RC45は同年の鈴鹿8耐で優勝した個体。岡田忠之/ア レックス・バロス組は断続的に雨が降る厳しい状況のなか、安定した走行を貫きホンダに8耐3連覇をもたらしました。この真っ赤なラッキーストライク・カ ラーの走りを鮮烈に覚えているという方も多いのではないでしょうか。テスト当日は調子が悪かったのか、1ラップでテント奥に格納されてしまいました。
一 方の2000年型のVTR1000 SPWは、先に登場したRVF/RC45の後継として8耐に投入されたV型2気筒マシン。宇川徹/加藤大治郎ペアのライディングによってホンダは8耐4連 覇を達成しました。もともとは市販車ベースのマシンが競い合うワールドスーパーバイクでの勝利を目的に開発されたVTR1000SP-1を8耐仕様に チューニングした個体で、独特の野太い排気音とスリムでコンパクトなエンジンを活かした鋭いコーナリングは、サーキットでも強烈な存在感を放っていまし た。
なお、今回のテストライダーは元レーサーで現在はモータースポーツの解説などでもおなじみの宮城 光さんです。
【関連ページ】
ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール
www.twinring.jp/collection-hall/
【映像制作・配信】
MotoBasic
motobasic.com/