ヤマハ YZF-R3 ABS バイク試乗レビュー YAMAHA YZF-R3 ABS TEST RIDE

ヤマハのYZF-R3に試乗することができたのでそのレビューをお送りします。MT-03とプラットフォームを共有しながら乗り味はかなり違います。詳しくは映像本編にて。

【ヤマハのレースマシンYZR-M1をイメージしたハンドルクラウン】
倒立式フロントサスペンションに合わせて、アクスルブラケット、アンダーブラケット、ハンドルクラウンを設計。剛性が求められるアンダーブラケットはスチール鍛造製、ハンドルクラウンはMotoGPマシンYZR-M1を彷彿させる肉抜き加工を施したアルミ鋳造製としている。定評あるジオメトリーはそのままに、走行性能を高めながらも自然な操縦感覚は継承している。

【リアモノクロスサスペンションが生み出すダイナミックな走り】
快適なストリート走行からサーキットでのダイナミックなスポーツ走行まで、幅広いステージに対応するリアモノクロスサスペンション。初期作動時の吸収性の高さと、最大ストローク時の最適な減衰特性を両立している。また、ブレーキ操作時にスリップを検知すると、ブレーキを最適に制御して車輪のロックを抑制するABSを装備している。

【高速域でもゆとりあるパワーのYZF-R3・軽快な走りと好バランスを見せるYZF-R25】
ショートマフラーが歯切れの良いエキゾーストノートを奏でる水冷・DOHC・直列2気筒・4バルブエンジンを搭載。排気量320cm³のYZF-R3は余裕ある加速フィールを、249cm³のYZF-R25は軽快さと扱いやすさの好バランスを見せる。いずれもレスポンスの良さと低燃費を両立する最適マッピングのフューエルインジェクション、軽量かつ高温強度に優れるアルミ鍛造ピストン、オールアルミ製DiASilオフセットシリンダー、浸炭コンロッドなどのテクノロジーを惜しみなく投入。市街地で常用する低・中回転域での扱いやすさとワインディングなど高回転域での高揚感を実現している。

【軽快なハンドリングと良好な乗り心地・ダイヤモンドフレーム&ロングリアアーム】
メインパイプ35mm径の鋼管製ダイヤモンドフレームは、構造解析技術により軽量化と優れた剛性バランスを両立している。シートまわりはスリムな設計とし、足着き性の良さにも貢献する。ロングリアアームは左右非対称のテーパー形状。リアモノクロスサスペンションと相まって、スポーティーな走りと快適性をもたらす。

【倒立式フロントサスペンションが高剛性と快適性を両立】
37mm径インナーチューブの倒立式フロントサスペンションを装備。インナーチューブとアウターチューブの嵌め合わせ部分を長く取れる倒立式により、フロントまわりの高剛性化を達成している。減衰力とバネレートに専用セッティングを施し、高剛性によるスポーティーな走りとクッション性がもたらす快適さを最適にバランスさせた。

【運動性能向上に寄与するタンク&タンクカバー】
サーキット走行時の運動性能を高めるべくフューエルタンク&樹脂タンクカバーを設計。2018年モデル比でタンクキャップ位置は20mm、ハンドル位置は22mmダウンし、ストレートでの伏せやすさと制動~旋回時のホールド性を向上。よりスポーティーな走りに応える。

【関連ページ】
www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r25/

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