TRACER9 GTに試乗したのでそのレビュー(高速道路編)をお送りします。
ヤマハが誇る888cc直列3気筒エンジンを、アルミフレーム+専用ロングスイングアームを持つ車体に搭載し、前後電子制御サスペンションをはじめとする最新スペックをフル装備、この内容で価格は税込みで1,452,000円!詳しくは映像本編にて。
~以下、ヤマハのWEBサイトより抜粋~
【新設計・水冷・DOHC・888cm3・直列3気筒・フューエルインジェクション搭載エンジン】
新開発した888cm3・水冷・DOHC・直列3気筒・4バルブ・ダウンドラフト吸気・フューエルインジェクション搭載エンジン。78.0mm×62.0mmのボア・ストローク、11.5:1の圧縮比から優れたトルク・出力特性を発揮する。放熱性に優れるダイレクトメッキシリンダー、ロス馬力を低減するオフセットシリンダーなども採用。またインジェクターは、シリンダーヘッド直付からスロットルバルブ側に取付け位置を変更。噴射はバルブ傘裏方向とし、燃料霧化促進と吸気ポートへの燃料粒子付着量を抑え、優れた燃焼効率を達成。またスロットルバルブの駆動には、YCC-T(電子制御スロットル)を採用している。
【CFアルミダイキャスト製の新設計軽量フレーム&ロングリアアーム】
新設計の軽量フレームは直進安定性と操縦性を両立させるために、縦・横・捩り剛性のバランスを最適化。またフレームと合わせて新たに設計したロングリアアームは、アルミパネルを溶接したボックス構造により、高剛性、軽量化を両立。駆動感をライダーに伝え、高速走行時、旋回時の優れたトラクションを支えている。
【車両挙動のきめ細かな制御を支える「IMU」】
6軸の「IMU」(Inertial Measurement Unit)を新開発して搭載。またIMUの情報を受け取り車両側にフィードバックするECUには3種の制御システム「バンク角も反映した新型トラクションコントロールシステム」「旋回性能をサポートするSCS(スライドコントロールシステム)」「前輪の浮き上がり傾向時にライダーを支援するLIF(リフトコントロールシステム)」を搭載。個々の制御は相互に連動して運転操作集中力を支援、マシンのポテンシャルを効率よく引き出せる。また各システムとも、介入レベル調整、及びON・OFF設定が可能となっている。
【KYB製電子制御サスペンション】
スポーツ性と乗り心地の両立を図るため、KYB社と共同開発による電子制御サスペンション「KADS®」を採用。「IMU」の情報にもとづき、SCU(サスペンションコントロールユニット)が走行中に減衰レベルを自動調整。また、減衰力の調整機構にはソレノイドバルブを用いることにより、高い反応速度で広域な減衰力を発生させることが可能。ドライのスポーティな走りを主体にウエットにも対応できるスポーツモード(A-1)と、アスファルトの継ぎ目や、石畳など、荒れた路面での快適な乗り心地を狙ったコンフォートモード(A-2)の二つを設定した。