F1・MotoGP用タイヤ開発を支えるブリヂストンの最新タイヤ解析施設「アルティメット アイ」を見学!

2015年11月27日、東京都小平市にあるブリヂストン技術センターにて「バトラックス ハイパースポーツ S21」の 発表会が行われ、その開発に投入された同社の最新タイヤ解析施設「アルティメット アイ(ULTIMATE EYE)」を見学することができました。大変興味深い内容なので、その模様をダイジェストでお送りします。(*報道関係者向けのプレゼンテーションであることをご了承ください)

アルティメット アイとは、走行中のタイヤに発生する実際の挙動を可視化・解析する技術および施設のこと。これを用いることで、コンピューターシミュレーションでは予測しきれない様々な現象を確認・分析することができ、製品開発に大きく貢献するとのことです。もともとはF1やMotoGP用タイヤの開発に活用されてきた技術ですが、近年では4輪用のECOPIAやologicにも投入されたほか、2輪用としては来年2016年2月に発売されるBATTLAX HYPERSPORT S21の開発にも活用されたとのこと。ちなみにこのアルティメット アイ、ブリヂストンが自社開発したもので、世界に1機しかないそうです。

—–以下、ニュースリリースより抜粋—–
株式会社ブリヂストンは、2輪車用タイヤブランド「BATTLAX(バトラックス)」において、一般公道走行向けのスポーツラジアルタイヤ「BATTLAX(バトラックス) HYPERSPORT(ハイパースポーツ) S21(エスニイイチ)」を発売します。スポーツラジアルタイヤに求められるドライ路面のグリップ力と軽快なハンドリング性能を追求しており、ライダーの走る楽しさに貢献します。合計10サイズで、2016年2月から販売を開始します。

当該タイヤは、世界最高峰のバイクレース「FIMロードレース世界選手権シリーズMotoGPクラス」用のタイヤ開発でも活用してきた開発技術ULTIMAT EYE(アルティメット アイ)™を初めて一般公道走行向け2輪車用タイヤに適用し、スポーツ走行で必要とされるグリップ力と、相反する耐摩耗性能を高次元で両立しています。これにより、従来品「BATTLAX HYPERSPORT S20EVO」対比でコーナリング性能を向上させ、また摩耗ライフの約30%向上を実現しました。

【関連ページ】
ブリヂストン・ニュースリリース
www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2015112701.html

ブリヂストン・速報!! BATTLAX HYPERSPORT S21 2016年2月 新発売
www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/new_products/s21.html
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