Kabutoフルフェイスヘルメットの新たなフラッグシップモデルとして注目を集めている「F-17」を発売前にテストすることができたのでそのレビューをお送りします。
新たな帽体構造A.C.T.-2を初採用し全体的な強度アップを果たしつつ軽量化にも成功、3次元数値流体解析に基づき設計されたエアロフォルムや強化されたベンチレーションなど、先進のレーシングスペックが最大の特長ですが、実際に使ってみるとツーリングに役立つ便利な装備も満載。レーシングスペックを誇る高性能ヘルメットであることは間違いないですが、むしろ我々ツーリングライダーが使うべきヘルメットなのでは?と思わせるほど快適かつフレンドリーなヘルメットでもありました。
~以下、Kabuto WEBサイトより抜粋~
F-17 Kabuto独自の最新空力技術を採用した、リアルレーシング・エアロダイナミクスモデル、誕生。
【最先端のエアロフォルム】
CFD(3次元数値流体解析)を駆使して開発されたKabuto独自の空力デバイス「ウェイクスタビライザー(PAT.NO.4311691)」と、極限まで絞り込んだ前面投影面積を採用した帽体により、直進時だけではなく横風や後方確認時の空気抵抗を低減。また走行風で発生する揚力(Lift)を抑制しF-17本来の優れた空力性能に大きく寄与するデバイス「クレストスポイラー(PAT.P)」の新採用などで、最先端のエアロフォルムは、ハイスピードの状況下などでの高い集中力維持にも大きく貢献します。
【サイドベンチレーション】
コーナーリング姿勢でも効率よく風を捉え、直進時の姿勢と同等のエア導入を目的としたサイドベンチレーションを採用。開口面積・開口幅ともに大幅拡大したチンベンチレーションと相まって、常にヘルメット内部へフレッシュなエアを取り込みます。
【過酷な状況下で徹底的に検証された、「着脱のしやすさ」と「極上のかぶり心地」】
独自の空間認知技術採用など、設計思想から見直した内装は、サポートライダーの多くが「従来品よりもかぶり心地が良くなった」と回答。「点のフィット感から包み込むフィット感」への転換が極上のかぶり心地を実現。
【「制菌加工」内装 】
インナーパッド表地に、繊維上の細菌の増殖を抑制する、DEOFACTOR®の「制菌加工」を採用。DEOFACTOR®は制菌作用により、衣類や繊維製品に付着する有害物質を分解します。
※DEOFACTOR®はKOKORO CAREが開発した特殊加工技術です。
【エマージェンシーシステム(PAT.P)】
アクシデント発生時に、救助者が簡単かつ素早く安全にヘルメットを脱がせることができるKabuto独自構造のシステム。内装ウレタン材を引き抜く方式で頬に当たる生地はそのまま残るため、スムーズで負担も少なく脱がせられます。
【関連ページ】
www.ogkkabuto.co.jp/motorcycle/products/fullface/f17/f17.html