ホンダ VTR1000 SP-1 (2000) アドバンテージ・フルカスタムモデル スタイリング&ディティール

車体、サスペンションそしてブレーキ関連のスペシャリストとしてレースの世界でも有名なコンストラクター「アドバンテージ」がフルカスタムを施したホン ダ・VTR1000 SP-1 (RC51) に試乗することができました。そこで今回は本編である試乗レビュー編に先立ち、スタイリング&ディティール編をお送りします。

以前にも同 社が手掛けたスズキ・GSX1300Rハヤブサのレビューをお送りしたのでご覧になっていただいた方も多いと思いますが、今回試乗したのはホンダがスー パーバイクなどのレースで勝利するためにHRCと共同開発したVTR1000 SP-1のフルカスタムモデルです。

このバイクが発表され たのは2000年のミラノショー。スーパーバイクをはじめとする当時のレースレギュレーションでは2気筒エンジンが有利ということで、ホンダはそれまで熟 成を重ねてきたV型4気筒からV型2気筒にスイッチすることを決断。それを形にしたのがこのモデルということで、VTR1000 SP-1は実質的には市販レーサーでありホモロゲーションモデルだと言えるでしょう。

同じくホンダのVツインスポーツ、VTR1000Fで培ったノウハウをベースにしているものの、レースで勝つための技術が投入されたこのモデルは、同じVTRの符号を与えられているものの全く違う次元の乗り物。

カムギアトレーンを採用し一挙に26馬力もピークパワーを引き上げたエンジン、超高剛性の車体、フルアジャスタブルの前後足回り…。

特 に車体に関しては「スキルがないと曲がらない」とまで言われていたほどハードな設定で、それゆえ後に登場したSP-2ではやや車体剛性を落としたほど。そ のスパルタンなバイクをあのアドバンテージがフルカスタムしたというのだから、いったいどんなバイクになっているのか…。

ということで、 私程度の一般ライダーがそんなカリッカリのスーパースポーツを「乗りこなす」なんていうのは到底無理だとしても、そもそも普通に運転できるのか…という大 いなる心配を抱えつつ試乗に臨んだのでした…。続きは近日公開の試乗レビュー編にて!(珍しく関西でロケしてきましたョ!)

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