BRP カンナム スパイダー F3-S (2015) 3輪バイク試乗レビュー

BRP社製3輪モーターサイクルCAN-AM SPYDER (カンナム・スパイダー) シリーズの最新スポーツモデル「F3-S」の試乗レビューをお送りします。

CAN-AM SPYDERと言えば、以前にラグジュアリー・ツーリングモデルであるRTのレビューをお送りしていますが、今回試乗したF3は完全なるスポーツモデルとして開発されているのが大きな特徴です。

安定性に優れるフロント2輪・リア1輪の車体に、排気量1,330cc・4バルブ・DOHCヘッドを持つトルクフルなロータックス社製水冷直列3気筒エンジンを採用するという基本構成はRTと同様ですが、外装や装備を大幅に簡略化・軽量化し、フレーム構造やサスペンション、エンジン搭載位置までも変更。その結果として乗り味はほぼ別物になっています。

今回試乗したのは3タイプが設定されているF3のなかでも「S」という上級グレードで、さらにセミオートマチックトランスミッションを搭載した最上位モデルですが、走行に関する基本装備は全グレードで標準装備というのもCAN-AM SPYDERシリーズの大きなセールスポイント。

前後ラジアルタイヤやアンチロールバーを装備するダブルAアーム式フロントサスペンション、FOX製フロントショックアブソーバー、ブレンボ製ブレーキシステム、ABS、トラクションコントロール、スタビリティコントロール、パワーステアリング、リバースギア、クルーズコントロールなどの豪華装備を満載し、ベースグレードであるF3の価格が200万円を切っている(しかも税込で!)ことを考えると、かなりお買い得な内容となっています。

RTの魅力であった大容量のラゲッジスペースやオーディオ、ヒーターなどの快適装備を省略する代わりに、類稀なるスポーツ性を獲得した3輪モーターサイクル・スパイダーのスポーツモデルF3。その詳しいレビューは映像本編にて!
【関連ページ】
BRPジャパン CAN-NAM SPYDER
www.brp-jp.com/spyder/index.html

【映像制作・配信】
MotoBasic
motobasic.com/