歌舞伎俳優の中村獅童さんがオーダーしたことでも話題となったBRP社製3輪モーターサイクル「CAN-AM SPYDER(スパイダー)F3-S」をテストすることができました。そこで今回は試乗レビューの予告編としてスタイリング&ディティール編をお送りします。
CAN-AM SPYDERと言えば、以前にラグジュアリー・ツーリングモデルであるRTリミテッドのレビューをお送りしていますが、今回試乗したF3は完全なるスポーツモデルです。
安定性に優れるフロント2輪・リア1輪の車体に、排気量1,330cc・4バルブ・DOHCヘッドを持つトルクフルなロータックス社製水冷直列3気筒エンジンを採用するという構成自体は同じでも、外装や装備を大幅に簡略化・軽量化し、フレームやサスペンション、エンジンの搭載位置までもが変更されており、乗り味はほぼ別物。4輪に例えるなら、セダンとライトウエイトスポーツぐらい違います。
また、今回試乗したのは3タイプが設定されているF3のなかでも「S」という上級グレードで、さらにセミオートマチックトランスミッションを搭載した最上位モデルですが、前後ラジアルタイヤやアンチロールバーを装備するダブルAアーム式フロントサスペンション、FOX製フロントショックアブソーバー、ブレンボ製ブレーキシステム、ABS、トラクションコントロール、スタビリティコントロール、パワーステアリング、リバースギア、クルーズコントロールなど、走行に関する基本装備は全グレードで標準装備というのも大きなポイント。
RTの魅力であった大容量のラゲッジスペースやオーディオ、ヒーターなどの快適装備を省略する代わりに、類稀なるスポーツ性を獲得した3輪モーターサイクル・スパイダーのスポーツモデルF3。試乗レビューは近日公開予定、お楽しみに。
【関連ページ】
BRPジャパン CAN-NAM SPYDER
www.brp-jp.com/spyder/index.html
【映像制作・配信】
MotoBasic
motobasic.com/