日本のエリート白バイ隊員の真実。
この映像は日本で毎年行われている「全国白バイ安全運転競技大会」の模様です。日本全国からトップクラスのエリート白バイ隊員が集結し、各都道府県警の威信をかけてその技術を競い合います。
この大会には「安全運転」というタイトルがつけられていますが、その内容は過酷そのもの。タイムを競うことはもちろん、パイロンへの接触や、車体(バンクセンサーを含む)が一度でも地面に接触すれば即座に減点となります。彼らは「ゼロ・タッチ」の完璧な走りを維持しながら、最速タイムを叩き出さなければなりません。これが、一般的なジムカーナとは根本的に異なる点です。たとえ、競技当日が過酷なウェットコンディションであっても、そのルールは一切変わりません。
映像に映っているステップ先端のバンクセンサーをよく見てください。黒い樹脂製のキャップが嵌っているのが分かるでしょう。これは走行後にステップが接地したか否かを最終確認するためにあるのです。数多く配置されている審判員たちはプロ中のプロで、バンクセンサーを接地させた「カリッ」というかすかな音を聞き逃すことはありませんが、それでも走行後にこのキャップを触ってゼロタッチが完遂されたかを確認するのです。
競技車両はホンダのCB1300P(「P」は警察仕様であることを示しています)で、安全上の理由からメーターや計測装置、ミラーは取り外されていますが、実務を想定して公務専用のパニアケースやバンパーが装着され、総重量は300キロ前後と言われています。
そういう背景を理解してから私がシェアしている数々の映像を見るとより面白く感じられるのではないでしょうか。
